~ごあいさつ~
県民の皆様をはじめ各関係機関、団体等の皆様方には、平素から交通遺児育成事業に対する多大なるご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

沖縄県交通遺児育成会は、昭和46(1971)年7月に「沖縄交通遺児を励ます会」として発足し活動をスタートさせました。
昭和54(1979)年3月に「~励ます会」は発展解消し、県の認可を受け「財団法人沖縄県交通遺児育成会」を設立、平成23(2011)年7月に公益財団法人に移行しました。

交通事故で保護者が死亡または後遺障害を負ったご家庭のお子さまの健やかな成長と学業継続を支援することを目的に、昭和55(1980)年から返済不要の奨学金給付支援事業を実施しています。これまでに支援した子どもたちは7千人を超え、給付総額は4億6千万円にものぼります。
「~励ます会」発足から50年余、今日まで多くの方々からいただいたご理解とご支援に改めて厚く御礼申し上げます。

「交通戦争」といわれたひところに比べますと、官民一体となった交通事故防止運動や飲酒運転根絶の取り組み、また、道路整備や車の性能向上等のおかげもあり、交通事故件数は大幅に減少してきました。

しかし近年では、ながら運転やあおり運転といった運転手のマナーが問われる交通事故も増えております。
運転手、同乗者、歩行者ひとりひとりが交通安全に対する意識の向上と交通マナーを厳守し、一つでも多くの交通事故がなくなることを願います。

交通事故がなくなれば、交通遺児もうまれない。
日本一安全な沖縄県を目指しながら、学業継続の一翼を担う存在となるため、職員一同精一杯努めて参ります。
交通遺児となった子どもたちが等しく学べる機会を失うことがないよう、今後とも当給付支援事業へお力添えを賜りますよう何卒お願い申し上げます。
公益財団法人 沖縄県交通遺児育成会